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工法

ALC外壁のシーリング:目地の動きと補修のポイント

ALC(軽量気泡コンクリート)パネルの外壁は、パネルとパネルの継ぎ目が多く、シーリングの状態が建物の防水性能を大きく左右します。ALC外壁ならではの注意点を整理しました。

ALC外壁の特徴

ALCパネルは、軽量で断熱性・耐火性にすぐれ、工場・倉庫・店舗・中低層のビルなどで広く使われています。一方で、素材自体が水を吸いやすいため、表面の塗装と目地のシーリングで雨水の浸入を防ぐことが前提になっています。

目地の動きとシーリングの役割

  • ALCパネルは、地震や風、温度変化による建物の動きに追従するよう、パネルごとに動くように取り付けられています。
  • そのため目地は、建物の動きを受けて伸び縮みする「ワーキングジョイント」になります。
  • シーリングには、この動きに追従しながら雨水を止める性能が求められます。

劣化を放置するとどうなるか

状態起こりうること
シーリングのはく離・破断目地から雨水が入り、パネル内部に水がしみ込む
パネルの吸水凍結や乾湿の繰り返しで、パネルの表面が欠けたりひび割れたりする
内部の金物のサビパネルを固定する金物や補強鉄筋がさび、パネルの欠損につながる
室内への雨漏り目地の位置から、壁や天井にシミが出る

材料選びのポイント

ALCは表面の強度が比較的低いため、シーリング材の引っ張る力が強すぎると、シーリングではなくパネルの表面が割れてしまうことがあります。動きに追従しやすい低モジュラスタイプの材料を選び、上から塗装する場合は塗装できる材料を選定します。

※材料の適否は、メーカーのALC用の仕様や、既存シーリング材との相性を確認して判断します。

補修の進め方

  1. 既存シーリングの撤去:パネルの角を欠かないよう、丁寧に撤去します。
  2. 欠損部の補修:パネルの欠けやひび割れがあれば、専用の補修材で整えます。
  3. 目地の処理:目地の構造に合わせてボンドブレーカーなどを入れ、2面接着になるようにします。
  4. プライマー・充填・仕上げ:材料に合ったプライマーを塗り、シーリング材を充填します。
  5. 外壁塗装:ALCの表面を塗装で保護し、吸水を防ぎます。

ALC外壁は、シーリングと塗装の両方がそろって防水性能が保たれます。シーリングの打ち替えと外壁塗装を同じ足場で行うと、費用面でも工程面でも効率的です。塗装には、目地の動きにある程度追従できる弾性のある仕上げを選ぶ考え方もあり、シーリング材との相性とあわせて仕様を決めます。パネルの欠けが多い面や、内部の金物のサビによってパネル表面が押し出されている部分は、シーリングより先に補修の方法を検討する必要があるため、足場をかけたタイミングで近くから状態を確認することが大切です。

まとめ

ALC外壁は目地が多く、動きに追従するシーリングと表面の塗装で防水性を保つことがポイントです。シーリングLaBoでは、現地調査で目地とパネルの状態を確認し、ALCに適した材料と工程をご提案します。

シーリングLaBo

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