サッシまわりのシーリング:雨漏りを防ぐ打ち替えのポイント

サッシまわりは、外壁の中でも雨漏りの原因になりやすい部分です。サッシ枠と外壁のすき間を埋めるシーリングの状態は、室内への漏水に直結します。補修のポイントを整理しました。
サッシまわりのシーリングの種類
| 場所 | 役割 | 主な材料の例 |
|---|---|---|
| サッシ枠と外壁の取り合い | サッシ枠と外壁(コンクリート・パネル・タイル)のすき間をふさぐ | 変成シリコン系、ポリウレタン系など |
| ガラスまわり(グレイジング) | ガラスとサッシ枠のすき間をふさぐ | シリコン系など。ガスケットの場合もある |
| 水切り・額縁まわり | 窓下の水切りや部材の継ぎ目をふさぐ | 場所と塗装の有無により選定 |
※使用する材料は、外壁の仕上げや塗装の有無、メーカーの仕様によって選定します。
劣化のサイン
- サッシ枠との境目にすき間ができている(はく離)
- シーリング材が切れている、やせて薄くなっている
- 窓の上部や角の室内側にシミがある
- 強い雨のあとに、窓枠の下から水がにじむ
打ち替えか、増し打ちか
外壁目地は既存材を撤去する打ち替えが基本ですが、サッシまわりでは、既存材を撤去する際にサッシ枠の塗装や内部の防水材を傷めるおそれがあることから、状態によって増し打ちが選ばれることもあります。ただし、既存材がはく離している、破断している場合は、増し打ちでは十分な効果が得られにくいため、撤去を含めた補修を検討します。
施工のポイント
- 既存材の撤去と清掃:サッシ枠を傷つけないよう撤去し、油分やほこりを取り除きます。
- プライマーの塗布:外壁側・サッシ側それぞれの素材に合ったプライマーを使います。
- 十分な厚み・幅の確保:薄く塗りつけるだけでは、建物の動きに追従できず早期に切れてしまいます。
- 水抜きをふさがない:サッシの下枠には、内部に入った水を外に出す水抜き穴があります。シーリングでふさがないよう注意が必要です。
雨漏りがある場合は原因の確認から
サッシまわりから漏れているように見えても、実際はその上の外壁のひび割れや、サッシ自体の部材の劣化が原因のこともあります。シーリングを打ち替えても止まらない場合に備えて、散水試験などで浸入箇所を確かめてから補修範囲を決めるのが確実です。
なお、サッシまわりの作業は窓の外側から行うため、足場やゴンドラが必要になるのが一般的です。作業中や硬化するまでの間は窓を開けられない時間があるため、住戸ごとの作業予定を事前にお知らせします。サッシ自体の戸車や気密材(パッキン)の劣化が気になる場合は、同じ時期にサッシの点検や部品交換を検討すると、外部と内部の両面から窓まわりの不具合を見直せます。
まとめ
サッシまわりのシーリングは、雨漏りを防ぐうえで重要な部分で、状態に合わせて打ち替えと増し打ちを使い分けるのがポイントです。シーリングLaBoでは、現地調査でサッシまわりの劣化状況を確認し、工法と数量を明記したお見積りをお出しします。
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