シーリング工事の工程:撤去・プライマー・バックアップ材・充填・仕上げ

シーリング工事は、材料をただ充填するだけの作業ではありません。撤去から仕上げまでの各工程を正しく行うことで、建物の動きに追従し、長く雨水を止められる目地になります。
打ち替え工事の工程
- 既存シーリングの撤去:カッターなどで既存材を切り取り、目地の側面に残った材料も取り除きます。
- 目地の清掃:ほこりや油分、水分を除去します。汚れが残ると接着不良の原因になります。
- バックアップ材・ボンドブレーカーの設置:目地の深さを調整し、目地底にシーリング材が接着しないようにします。
- マスキングテープによる養生:目地の両側をテープで保護し、仕上がりのラインを整えます。
- プライマーの塗布:被着面に合ったプライマーを塗り、指定の乾燥時間をとります。
- シーリング材の充填:目地の奥から空気が入らないように充填します。
- ヘラ押さえ:ヘラで押さえて、被着面への密着と表面の仕上げを行います。
- 養生テープの撤去・清掃:硬化前にテープをはがし、周囲を清掃します。
品質を左右するポイント
| ポイント | 理由 |
|---|---|
| 2面接着にする | 目地の両側面だけに接着させることで、シーリング材が伸び縮みしやすくなる。目地底にも接着する3面接着は、動きの大きい目地では破断の原因になりやすい |
| 適切な目地の幅と深さ | 厚みが薄すぎると切れやすく、厚すぎると硬化不良などの原因になる |
| プライマーの選定と塗布 | 被着面の素材ごとに適したプライマーがあり、塗り残しははく離の原因になる |
| 可使時間の管理 | 2成分形は混ぜてから使える時間が限られる。時間を過ぎた材料は使わない |
| 天候 | 雨天や結露のある状態では施工しない。気温によって硬化時間も変わる |
バックアップ材とボンドブレーカーの違い
- バックアップ材:発泡ポリエチレンなどの棒状・板状の材料で、目地が深い場合に詰めて深さを調整します。
- ボンドブレーカー:目地が浅い場合に目地底に張るテープで、シーリング材が目地底に接着しないようにします。
工事中に確認したいこと
シーリングは仕上がってしまうと内部が見えないため、撤去後・プライマー塗布後・充填後などの工程写真で施工状況を確認できると安心です。必要に応じて、硬化後のシーリングを一部切り取って接着状態を確かめる方法もあります。
工事中の生活・営業への影響
- 撤去作業の音:既存材をカッターで切る作業は大きな音は出ませんが、電動工具を使う場合は作業音が出ます。
- プライマーの臭い:溶剤を含むプライマーは臭いが出ることがあり、作業中は窓を閉めていただくことがあります。
- 硬化までの注意:充填直後のシーリングは柔らかく、触れると跡が残るため、ベランダ側や手の届く場所では注意喚起の表示をします。
- 雨天時の中止:雨や結露があると施工できないため、天候によって予定が変わることがあります。
まとめ
シーリング工事の品質は、撤去・清掃・2面接着・プライマーなど、目に見えなくなる工程で決まります。シーリングLaBoでは、工程ごとの写真で施工状況をご報告しながら、目地に合った方法で施工を進めます。
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